小説

グロシーンの後、無性にハンバーガーが食べたくなる小説:平山夢明「ダイナー」

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こんにちは、mabuiです。
2018年4月現在、ヤングジャンプでも漫画連載している
平山夢明「ダイナー」を読みました、小説を読んだのがかなり久しぶりでしたが
かなり面白い作品でしたので紹介します。

ダイナー (ポプラ文庫)

あらすじ

ある出来事がきっかけで日々を無為に過ごしていたオオバカナコは
闇サイトで見つけた報酬30万のアルバイトがきっかけで拷問を受け、
殺し屋の従業員ボンベロと、殺し屋の客しか来ない
会員制ダイナー「キャンティーン」に売り飛ばされてしまう。

 

暴力的なほどのエンタメ性、要素を詰め込みまくった贅沢さ

カナコはキャンティーン8代目のウエイトレスとして働きますが、
その前代たちは些細なきっかけで全員殺されています。
絶え間なく起こる事件とその事実が、主人公であるカナコが
いつ殺されてもおかしくないという緊張感を生み出していて、作品を読む手が進みます。

拷問の仕方一つとっても、よくこんなもの思いつくなというほど
残酷で、耐性がないと心苦しくなりますが、
その直後に料理の表現があると、その気持ちに勝るほどお腹が空いてきますw

Meditations / Pixabay

温かい肉のすべてが別々の味を主張していた。甘み、コク、深み、塩気をたっぷり含んだ肉が呆気に取られるほど柔らかく、しかし噛めば反発しながら詰まっている豊潤な肉汁を染み出させた。
「ポイントになっているのは子鹿の背肉だ。少し苦味があるからそれだけ濃厚な肉のアンサンブルでも舌がだれずに済む。… の六種を使った・・・・・・究極の六倍(Ultimate sextuplex)だ。

登場する殺し屋は全身傷だらけのスキン、
子供のような外見で中年の変態サディスト、キッドなど
見た目も行動も常軌を逸していますが、そうならざるを得なかった過去があり、
そうすることでしか生きられない殺し屋たちの境遇に心が揺らされます。
各キャラクターの造形は、実在した有名な殺人鬼をモデルにされています。

また作中に登場する高級酒は実在するもので、その値段、エピソード共に
知識欲を満たしてくれます。

 

漫画版との違い

世界観やキャラクターの個性は一緒ですが、
各キャラクターの登場順、話の展開は結構違います。
ヤングジャンプ3/29日号でカナコにドン引きするような拷問を行った
キッドですが、小説版だと結構最初の方に客として登場します。
歯に穴を開けて電流を流す拷問は、小説だとキッドが語るだけでしたが
まさか漫画で表現されると思っていなくてかなり衝撃的でした。
ヒロインにあれをやるとは、、、

漫画版だと死ぬはずだったキャラクターが生き残ったりしていて、
今後の展開が読めないので、小説を読んだ僕でも続きが楽しみな作品です。

DINER ダイナー 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
DINER ダイナー 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
DINER ダイナー 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

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